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そだてる事業[生産]

中核となるカーネーション栽培だけでなく、唐辛子や山椒といったスパイスなど幅広い農産物の生産を行っています。70年以上にわたってつちかってきた「育てる」技術を生かし、安定して高品質な商品をお届けします。

1960年代に当社の基幹部門であるカーネーション栽培は始まりました。野菜や菊の栽培を行っていた先々代が、日本人の生活様式の変化に合わせ、暮らしを彩る“花”の重要性に気づいたことがきっかけです。
その後は規模拡大、販路の多角化(北海道や沖縄といった遠方への出荷)を重ね、現在は国内有数の栽培面積は約2000坪を誇ります。カーネーションの栽培品種は約60品種、年間生産量は80万本に及び、出荷先は全国に広がっています。
祖父父孫の3代にわたり、カーネーション部門にて農林大臣賞は4度受賞。70年以上培ってきた高度な栽培・染色技術が誇りです。世界でもここでしか手に入らないオリジナルカラーをつくりだし、個々のご希望にも寄り添います。

定植時期や灌水(水やり)の状況、気温、気象条件等をすべて数値化し、生産計画を立てており、これにより、より安定した生産と出荷量の増加、スタッフの作業時間の削減が可能となりました。現在では、カーネーションだけではなく、ミモザやヒマワリなどの花も栽培しています。

海外生産

国内シェアの約70%を占める外国産のカーネーションの中でも、そのほとんどを占めているのがコロンビア産のものとなっています。当社では、国内生にこだわらず、これまでのノウハウを生かしてコロンビアでも質の高いカーネーションの栽培を行うべく、現地の農園と事業提携を進めています。

主力事業であるカーネーション事業では、ハウス栽培を行っていても毎年2、3ヵ月植え替えにより収穫が見込めない時期(夏季)があることがネックとなっていました。その期間に収穫が見込める生産物として、夏季が旬の唐辛子栽培に2021年より着手。日本国内では、現状99%を輸入品に頼っているとされる唐辛子を、純国産で生産から加工、販売まで行う体制を整え、新たな可能性を探っています。
これまでつちかってきた花生産のノウハウを生かし、過剰な有機肥料の投入を避けて健康な土壌をつくり、露地栽培だけでなく年間を通して生産が可能なハウス栽培なども行っています。病害虫防除に必要最低限な農薬の散布と海藻由来の忌避剤を使用するなど、低農薬(慣行農法の約50%)での唐辛子栽培を実現しました。
ブードジョロキアやハバネロといった海外産で辛さに特徴のある品種や、日本古来のスパイスである山椒なども栽培し、差別化を図っています。

生産委託

露地栽培の唐辛子畑が台風で甚大な被害を受けたことをきっかけに、自社栽培だけではなく、佐賀県全域の農家と契約を結び(2023年現在30軒ほど)、災害に強く、寒さから唐辛子の需要が増える冬の出荷にも耐える仕組みづくりを推進中です。
出荷の途中で色づいて赤くなってしまうため、一般の市場にはほとんど出回っていない「青唐辛子」を全国に流通させるため、九州以外での生産委託も視野に入れ協業の可能性を探っています。

事業

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